KURASHIKI

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倉敷ガラス/小谷真三

吹きガラス製法は、小谷さんが一人で研究し、現代によみがえらせたローマングラスの手法をもとにしている。 ガラスの飾り玉をつくっていた小谷さんに民芸研究家が吹きガラスをすすめたことがきっかけで、それ以来、小谷さんはペルシャやスペインなどでつくられたガラス器を実際に見て製法の研究を重ね、独特の手法による作品をつくりあげた。

無色透明ではなく少しくすんだ感じの色と風合いが特色だが、この倉敷ガラスの命ともいえる表現にたどりつくまで、自分一人で学び、試しては失敗の繰り返しだった。いまも、吹きガラス製法の全工程を一人でこなす、あくまでも手づくりにこだわる。



「職人であることに徹しています。仕事をやりながら学ぶ、とにかく自分で納得いかなけ れば、自分でつくりあげることができないわけですから」と、手仕事の重要さを問う。 千数百度のガラスを窯から鉄パイプですくいとる、それに息を吹きかけながら大きさと形 を調整していく。その間数分が勝負。

「絶対に気をゆるめたりしてはダメ」吹きながら、でき上がりのイメージを描く。
こうして吹きガラス製法で、コップらしきものをつくれるようになるのに1 年はかかると か、だから自分の思いどおりの作品をつくれるのはさらにもっと先のこと。

「手仕事の作品は、結局のところ、つくる人の心が現れるもの。いい仕事には自然に人が集まってくる。

そういう意味で、私もいろんな人の作品を見るようにしているのです」と言う小谷さんは、これまで、人ができないことに挑戦してきた。

その成果としてある、倉敷ガラスで自分の仕事ぶりを追跡してほしいとも言う。
工芸品は使ってみてその良さがわかる、とは、まさにそういう事なのかもしれない。

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