KURASHIKI

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倉敷はりこ/生水幹一

 ふるさとの生活風土から生まれた伝承玩具「倉敷はりこ」。機械化された世の中で手作業で伝統を守り続けている倉敷はりこの工房を訪れると、そこには、味わい探くほっとできるひとときがある。
 明治2年幹一さんの曾祖父である多十郎さんが、男の子の誕生を喜び張り子の虎を創作した。これが「倉敷はりこ」の始まりである。
以来、代々受け継がれ、現在は4代目幹一さん夫婦と息子夫婦の4人で、伝統を守っている。



はりこは、木の型を作り、それに和紙を何枚も張り合わせ乾燥させ、かたまった紙を型からはずして色付けというような工程で作られる。
この工程は昔から変わっていない。

 これまで作ってきたはりこの数々が工房や自宅の棚に並んでいる。鬼、天狗、おかめ、ひょっとこ、素隠居(すいんきょ)の面、中でも素隠居という老夫婦の面は、ユニークで何とも穏やかで愛嬌のある表情がいい。

 他にも干支の置物など多彩である。「あくまでも、”おもちゃ”なので愛嬌や面白みを出すように工夫してある。」と言う。型が定められている訳ではなく、幹一さんがその都度、案を練って新しい作品を作っている。
物の原形にとらわれることなく、特徴をうまくつかみ、親しみやすく手作りのぬくもりを感じられるところに、はりこ玩具の面白さがある。



 そうした伝統技術が認められ、昭和56年に岡山県伝統的工芸品に指淀され、日本郷土玩具賞、全国郷土玩具友の会賞、日本民芸公募展最優秀賞等数々の賞を受賞。
昭和63年、干支の辰が年賀切手の意匠に使われ全国に知れ渡った。
日本各地の修学旅行生や海外の旅行者たちも見学、研修に訪れるそうだ。

連絡先
倉敷市笹沖1202
TEL (086)422−3978

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